カラコンを使用するのであれば、定期的に眼科で検査を受けるようにしましょう。
定期的に検査を受ける事によって、瞳の健康状態、カラコンの状態をチェックすることが可能になります。
眼の病気は、深刻な症状が現れる前に発見して、早期治療を受けることが重要です。
自覚症状がなかなか現れずに痛み、かゆみといった症状が出始めた場合には、重病レベルに症状が進行している可能性もあります。
眼科医の指示に従って、定期検査を受けるようにして大切な瞳をトラブルから守るようにしましょう。
角膜びらん
角膜びらんというのは、角膜の表面が擦り傷のように浅く擦りむいた症状のことです。
カラコンの装着時に指で角膜に傷をつけることが原因の場合が多い病気です。
角膜びらんになると、目の異物感や、痛み、白目が酷く充血するようになります。
症状が軽い場合にはカラコンを外して異物がない状態にしておくことで、自然と治癒されるようになります。
アカントアメーバ角膜炎
アメーバの一種であるアカントアメーバが、角膜に感染することによって発症します。
原因の大半はアメーバに汚染されているコンタクトレンズを使用することによって起こります。
他の感染症症例に比べると、目の痛みが強く出て、涙も大量に出ます。
視力の低下は初期であれば軽度ですが、進行すると重度の視力障害となりますので非常に怖い病気なのです。
発症率の低い病気ですので、検査が困難になることも多いのですが知識として知っていても損はありません。
また、近年になって発症件数は増加しています。
抗生物質ではなかなか改善されず、特効薬もありませんので治療するまでには数ヶ月がかかるといわれています。
正しくコンタクトレンズを使用しているのであれば感染することは少ないのですが、普段からコンタクトレンズの使用方法は守るようにしてください。
角膜血管新生
角膜の酸素欠乏が長期的に続くと、結膜から血管が侵入して、角膜中央に伸びていきます。
角膜血管新生は、カラコンやソフトコンタクトレンズの使用者に多く発症します。
長期間レンズを使用したり、レンズの度数の高いコンタクトレンズの着用をすると発症率は高くなります。