医師の診断は必要か


特に10代、20代の若い世代を中心に、ファッションアイテムとして人気なのがカラコンです。
今人気のカラコンですが、コンタクトレンズの知識を持たずに購入し、使用することはリスクが高くなります。

カラコン販売を行っている店舗、通販サイトにおいては、厚生労働省の指導によって購入前には眼科の診察を受けるようにと定められているのですが、中にはただ売れば良いという考え方が先行して、診察の有無の確認もなく販売している業者も存在しているのです。

つまり、現在カラコンは、眼科医の許可なく誰でも簡単に購入できる製品なのです。

しかし、カラコンは高度管理医療機器として厚生労働省から規制がかけられている製品で、視力矯正用レンズと同じ扱いになります。
それでは、カラコンを使用する時に眼科での診察が薦められるのは、どうしてなのでしょうか。

目の病気の有無を確認

通常コンタクトレンズを購入する場合には、必ず専門医に診断をしてもらわなければなりません。
そして処方箋なしに購入してはいけません。

その理由として、目の病気の確認というものがあげられます。
突発的な目の炎症も含み、結膜炎、ものもらい、そしてドライアイといった症状が現れている場合には、コンタクトレンズを使用することはできないのです。

そのような目の病気を発症している段階でレンズの装着をしてしまうと、雑菌が目の内部において増殖してしまい、症状を悪化させてしまいます。

さらに、カラコンは視力補正用レンズよりも酸素を通しにくい構造です。
ドライアイを発症している場合、カラコンを使用してしまうと、ドライアイの症状をさらに悪化させてしまう可能性が高くなってしまいます。

また、アレルギー性結膜炎やウィルス性結膜炎を発症している場合にも、カラコンを使用すると症状を悪化させてしまう可能性がありますので、十分に注意をしなければなりません。
カラコンは手軽に購入し使用することができるのですが、だからといって安易に使用してしまうと危険なのです。